主 催 |
(公社)日本オストミー協会神奈川支部 |
日 時 |
平成28年 5月26日(日)10時00分~12時00分 |
場 所 |
大和保健福祉センター 4階視聴覚室
大和市鶴間1-13-7 |
交 通 |
小田急線 鶴間駅下車 徒歩5分 |
講演・相談員 |
無し |
展示会 |
無し |
参加費 |
無し |
出席者 |
計16名(大和7名、綾瀬3名、座間2名、厚木2名、藤沢1名、相模原1名) |
相談会報告 |
大和市保健福祉センターに於いて、近隣市の会員の皆様と交流会を実施しました。
大和市では5月中旬から「補装具の備蓄」の最中でした。自己紹介を兼ね、現在の体調の様子や悩みを話していただき、コロ・ウロ・イレオの方が一緒の場で意見を出し合い話し合いました。皆さまの貴重な体験やご意見を出していただき、大変に良い会となりました。
①ストーマの周りの皮膚の荒れへの対処、あれこれ…
皮膚の荒れの原因は漏れが最大の原因。次に補装具が肌に合わないこと(面板の裏側あたりに赤みやかゆみが出たりする時は合わないと思ったほうが良い)ストーマ外来やメーカーに相談し、補装具を変えてみるとよい。
加齢とともに腹部やストーマの変形が起き、気づかずにいると漏れやすくなる。しわやくぼみがあるときはペーストで平らにしてから面板を貼る荒れてしまった皮膚には、パウダーや皮膚バリア剤があるので、ストーマ外来で相談するのが良い。
テープでかぶれることもあるので、そういう場合は替えてみる。補装具や蓄尿袋の取り換えの目安は臭いもある。臭いは自分で気づかないこともあるので、家族などに聞いてみる。
②腸閉塞になりやすい。ガスが溜まったときは…
腸閉塞の原因は癒着が原因になることが多い。体質で癒着しやすい人は早めに病院へ行くこと。腸を冷やしたり、睡眠不足や疲れは、腸の動きを鈍くし、消化不良の原因となる。規則正しい生活を心がけ、運動不足にならないように気を付ける。
ガスが溜まるのは食べ物にもよるが、大口を開けて食べることで空気を多く取り入れ、膨らむ要因になる(つつましくよく噛みましょう)
③入浴中に地震が来たら…
洗腸中だったら…。もう覚悟をきめるしかない。という方も。せめて、風呂の近くに補装具や着替えを置く。浴室にバスタオルくらいは持ち込むなどはできるが…。各自、日常の中で考えておきたいもの。
また、災害時には自分の使い慣れている補装具が支給されるとは限らない。販売店やメーカーに依頼し、様々な補装具を試しておくと慌てずに対応できる。
④家族が病気になったら…
加齢とともに自分の体形も変わり、新しい病気も出てきている、その上に妻が病気を発症した。この先に大変不安を感じている。という方。
他人事ではなく聞いた。ストーマのケアが安定していれば、家族を支えられるかもしれないが限界がある。行政に早めに相談し、どんな方法で援助を受けられるか知っておきたいものである。
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