大和相談会(大和市)
主  催 (公社)日本オストミー協会神奈川支部
日  時 平成27年2月15日(日) 13時30分~16時30分
場  所 イオンモール大和 3階イオンホール
大和市下鶴間1-2-1
交  通 小田急線鶴間駅東口 徒歩6分
講演・相談員 「高齢化社会のストーマケア」
小田原市立病院 
皮膚・排泄ケア認定看護師 清水 けい子様
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展示会 有り
参加費 無し
出席者 計55名
相談会報告
講演:「高齢者社会のストーマケア」
・2015年は65歳以上の人口が4人に1人となる。
・2025年問題で10年後に75歳以上の高齢者の内325万人が認知症患者になると国は推定している。同じく高齢者の一人暮らしが20%以上になるとすれば、65歳以上の高齢者で医療費が50%以上を占めるようになる。
 そうなれば退院後の療養場所は、自宅を中心に「地域包括ケアシステム」を利用し、訪問看護、リハビリサービス等になるでしょう。
<「地域包括ケアシステム」の問題は何か?>
・いろんな人が関わってくるようになるので、例として皮膚トラブル等の原因が掴みにくくなってしまう。
<入浴のポイント>
・装具交換時は、剥離剤や被覆材を使用して皮膚をいたわり適切な交換期間を守る。
・肌は夜(午後22時~午前2時の間)に育つので、良質な睡眠が大切です。
<便の成分について>
・70~80%は水分。
・腸内細菌(善玉・悪玉菌)のカス。
・便の性質を表す指標がある(Bristol chart:固いタイプ1~水様性のタイプ7まで)。
・水分を良く摂取(1日に1~2㍑程度、尿で1~1.5㍑程度)。
・下剤には、塩類下剤と大腸刺激性下剤があり、大腸刺激性下剤は徐々に慢性化する。
<最後に>
・2005年になると高齢者は病院に入院することが易々とできなくなるので、どのようなサービスを如何に利用できるか事前に検討することが大切。
・自分が使用している装具の種類や購入の仕方及び装具交換方法が解るように「備忘録」等に記録しておくことと、家族も交換の練習をしておくことが大切。(オストメイト本人が認知症になる前に!)。

[各グループに分かれての相談会]
<ウロストミーグループ>

・水分摂取と尿の量について話題となった。
<コロストミーグループ>
・術後年数が2年から数十年と幅広いメンバーとなりました。
・ヘルニアベルトの利用について話題となった。
・便の漏れで困っていたが相談会に出席して改善した事例の紹介があった。
・入浴時に注意すべき点について話題となった。

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更新日:2016年3月31日