逗子講演会・相談会(逗子市)
主  催 (公社)日本オストミー協会神奈川支部
日  時 平成25年7月28日(日)
場  所 逗子文化プラザ市民交流センター  2階会議室
交  通 ・京浜急行「新逗子」駅より徒歩2分/ JR 「逗子」駅より徒歩5分
講  演  介護保険って!!
Z-ケアネット 代表 (有)湘南ホームフレンド
管理者 坂本 文典様(主任介護支援専門員・社会福祉士)
 
相談員 国家公務員共済組合連合会  横浜南共済病院 
皮膚・排泄ケア認定看護師  島田 恵美様
展示会 有り
参加費 無し
研修交流会報告
 酷暑の中、会員14名(内、付添家族1名)・会員外4名(内、介護士2名)の参加がありました。相談員として、 横浜南共済病院皮膚・排泄ケア認定看護師 島田恵美様に個別相談及び、グループ懇談にも参加していただきました。
[講 演]
 はじめに、現行の介護保険制度は2015年を目標に、65歳以上の対象者増加による社会資源等確保のために、
「要 支援1・2、要介護1・2」
など軽度の対象者を介護保険の枠から外し、各自治体・地域として考えることなど、制度の見直しを検討と新聞報道等されてきています。
介護保険制度について~「かかりつけ支援者」の勧め~
・私が 今までのように自分のため、人のためにしてきたことが、事情により出来なくなってきた。家族も少なく、生活が成り立たなくなってきた。
 今までのような「自分らしい暮らし?」⇒人の手を借りたい?⇒介護保険の利用は?⇒ケアマネージャーへ相談(一 人にひとりが担当)し、ケアマネージメントしてもらう。
 ケアマネージメントとは・・・『毎日の暮らしの中で起こる、放っておいてはいけない「困りごと」を、困っている本人と共に、解決や軽減するために、様々な社会資源を効率的に活用して自分らしい生活を取り戻すための支援』
これからの介護保険の行方?
 生活支援・福祉サービス・・・医療・看護・介護・リハビリテーション・保健・予防
 住まいと住まい方・・・個別の生活から地域での生活への二本立てから
 本人・家族の選択と心構え・・・要支援になったらどう暮らしたいのか?
 ・これからは、『かかりつけ医・かかりつけの支援者・かかりつけの相談員』を地域で考えよう。(自治体の資源力によっては格差が生じてくる可能性がある)
相談したい
 ・ケアマネージャーへ(要介護1から5の認定を受けた人のみ)
 ・とりあえず地域包括支援センターへ
介護保険を利用するためには
  1) 市町村の窓口へ「要介護認定申請」・・・本人が住民登録をしている市町村へ
    65歳以上 ・・・年齢のみの制限。
    40歳以上~64歳・・・病気の認定あり。(※支部会報5月号に記載・参照)
  2) 訪問調査(一次判定)・・・身体の状態、日常生活の状況、認知症かなどの詳細を文章として記載。
  3) 一次判定結果(コンピューター)と主治医意見書(二次判定)
  4) 要介護状態区分の決定「要介護度」
    ⇒ 要支援1、2 ・・・地域包括支援センターが担当。
    ⇒ 要介護1~5・・・居宅介護支援事業所:ケアマネージャーが担当。
    ・介護保険サービス・・・1割負担 (下記※は地域密着型サービス)
1.『居宅サービス』(在宅サービス)
  それぞれ「予防サービス」がある。
  要支援1・2または、要介護1~5
   居宅介護支援はケアマネージャーが担当する。
1-1.『ひと』のサービスとは・・・
 ①(訪問)サービス
  訪問介護(ヘルパー)(夜間対応型などあり)
  訪問入浴介護 ・訪問介護 ・訪問リハビリテーション
  居宅療養管理指導
 ②(通い)・(泊り)サービス
  通所介護(ディサービス)・・・(認知症対応通所介護※、療養通所介護などあり)
  通所リハビリテーション(ディケア)
  短期入所生活介護 ・短期入所療養介護
 ③(通い・泊りの複合)サービス
  小規模多機能型居宅介護※
1-2.『物』のサービスとは・・・
  福祉用具の貸与 
  福祉用具購入費の支給・・1割負担
  (毎年4月~3月期の1年間10万円)
  住宅改修費の支給(1家屋に対して、原則1回/上限20万円。
    但し、要介護が3段階上がった場合は20万円。引っ越した場合も20万円支給対象となる。)賃貸住宅の場合は、貸主 の許可を得なければ不可となる。
1-3.『暮らす場』居住型のサービスとは・・・
  特定入居者生活介護(有料老人ホーム、ケアハウスなど)
  認知症対応型共同生活介護(グループホーム)※
2.『施設』サービスとは・・・要介護1から5が対象
  2‐1.介護老人福祉施設 (「特別養護老人ホーム」)
  2‐2.介護老人保健施設 (「老健」)
  2‐3.介護療養型医療施設(「病院」)
 「要介護状態認定区分」などよって利用できるサービスに差がある。
 市町村によっては、無いものもある。
★ ~おわりに~かかりつけ支援者のすすめ~
 ・介護保険が必要となる前に、地域の事業所、ケアマネージャー情報を集め、目星をつけておくことが必要で、実際に受けている場合でも、「介護する側の不便」が感じられる時は、「声を上げること」が大切である。
 かかりつけ支援者」を早めに見つけておくことを勧めます。

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更新日:2010年9月11日