オストメイト健康相談会(小田原市)

主 催 (社)日本オストミー協会神奈川支部
日 時 平成21年3月28日(土)13時30分〜16時40分
場 所 小田原市社会福祉センター第一・第二講堂
小田原市城山2−1−5 電話0465-35-4000
交 通 JR小田原駅西口下車、徒歩10分
講演・相談員    「歳をとったらどうすればいいの?〜介護保険を使おう〜」
 小田原市民病院 皮膚・排泄ケア認定看護師 清水 けい子 様
展示会 補装具メーカー・販売店の補装具等の展示あり
参加費 無料
ポスター
相談会(小田原市)のアルバム
小田原市民病院 皮膚・排泄ケア認定看護師 清水けい子様の講演風景(その1)
清水けい子様の講演風景(その2)
清水けい子様の講演風景(その3)
所感
 さくらも見頃を迎えた3月28日(土)13時30分より小田原市社会福祉センターにて、相談会が開催されました。23名(内非会員3名)の参加があり、1名の方が入会されました。
 小田原市民病院 皮膚・排泄ケア認定看護師 清水けい子様に
「歳をとったらどうすればいいの?〜介護保険を使おう〜」
と題して、介護保険の利用方法についてのお話しでした。
歩けなくなったり、ストーマの管理が出来なくなったら、まず障害福祉課、介護保健課に相談しましょう!!
講演の後は、コロ・イレ・ウロに分かれてのグループ懇談でした。
【イレオストミーグループ】
イレオストミーのグループは女性2名でした。
特にストーマの管理に困っている事はないが、年齢を重ねるにつれ、体のあちらこちらに異常が現れる事への不安についての話、災害時の備蓄の話が出ました。
災害時に備えて、家庭での装具の備蓄場所について、装具はある程度の温度管理が必要なものである為、物置でなく家の中に備蓄した方が良い。また、装具入れ替え時期は、装具申請時期の6ヶ月(市町村によって4ヶ月、または1年のところもある)毎にする事により、品質の管理が出来る。
 途中から術後1年余(コロ)の女性の方と、清水看護師もグループに加わってくださいました。術後1年余の方は、今も手話のボランティア活動をしているとの事。元気に活動している会員の事を考えて、落ち込みがちな気持ちを奮い立たせているそうです。
会場となった福祉センターのトイレも、障害者には使いにくい。少しでも安心して生活できるように行政に働きかけていく必要がある。日常は元気なオストメイトも、手の怪我などで止むを得ず介護・看護(ストーマ装具張替え)が必要な時がある。今の介護保険は、認定に1ヶ月はかかるため、認定日に手の怪我、病気など完治している場合は全額自己負担となる。など、介護保険制度の不備なども、行政に訴えていく必要がある。等の話も出ました。
【ウロストミーグループ】
本日は、役員2名と常連2名の参加となった。
本日の講演で、「介護保険制度」のお話となったため、ウロストミーとして、介護を受ける状態になった場合、どのように対処すべきかとの討論となった。
本日の参加者は、JOA神奈川支部の健康相談会に複数参加し、ストーマケアに関してもかなり熟知しているが、自助努力は欠かせないことを強調していた。
ひとりは、70歳で、ゴルフが趣味で、ドライバで250ヤードを打つパワーヒッター、ゴルフに熱中することで、病気のことは忘れていると言う。
もう一人の参加者は、自分の病気をよく知ることで、補装具の情報も熱心にメーカーから入手し、自分に合った補装具を使用して、快適に過ごしているとのこと。
現在は、特に悩みはないが、やはり将来、介護を受ける状態になったときの行政の対応や介護保険制度に不安を感じているとのことであった。
また、ウロの初心者に対して、社会復帰できた体験と情報を提供し、ひとりでも多くのウロストミーがJOA神奈川の相談会で、社会復帰のヒントになることを期待しているとのことでした。

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更新日:2009年5月10日