オストメイト健康講演会・相談会(横須賀市)

主 催 社団法人日本オストミー協会神奈川支部
日 時 平成20年10月19日(日)13時30分〜
場 所 横須賀市立総合福祉会館5階視聴覚室
横須賀市本町2−1 電話046−821−1300
交 通 JR横須賀駅より徒歩約8分/京浜急行汐入駅より徒歩約6分
講 演 ライフプランと社会保障制度
講 師 NPO法人 成年後見相談センター・ラパス 理事長 井上 康子様
参加費 無料
相談会(横須賀市)のアルバム
支部長挨拶
講演テーマ:ライフプランと社会保障制度
NPO法人 成年後見相談センター・ラパス 理事長 井上康子様の講演風景(その1)
井上康子様の講演風景(その2)
司会者の挨拶
所感
横須賀市総合福祉会館において、37名の参加のもと、相談会が開催されました。
講演は、NPO法人 成年後見相談センター・ラパス 理事長 井上 康子様に、9月の相模原相談会と同じテーマ「医療保険・介護保険・年金などの社会保険制度に強くなる!」と題して、お話していただきました。
本題に入る前に、成年後見制度についての説明がありました。
講演のあと、グループ懇談に入り、ストーマケアにつきましては、横浜南共済病院の 菊池絵里 皮膚・排泄ケア認定看護師に、個別相談で対応していただきました。以下は、講演の抜粋です。前号とあわせてご覧ください。
成年後見制度は、介護保険と同時に平成12年に施行された制度です。
認知症には、脳の萎縮箇所により色々な症状がありますが、認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力の不十分な方々の、不動産や預貯金などの財産管理、身上介護などを誰に依頼するか、という問題などを解決する為に支援する制度です。身内が必ずしも成年後見人としてふさわしいとも限りません。事前に成年後見人として誰が適格かを決めておくことも大事です。
社会保障制度を学びながら、上手に公的サービスを活用し、持っているお金は、自分のために使い切って欲しい。自分の為に、どんな人生を、どんな風に生きていくかを考えて、人生設計を考えてください。
不安な点を明確にしていく事により、将来の費用を見積もることが出来ます。

ライフプランニング(人生設計)はなぜ必要なのか!
1. 終身雇用制の崩壊
2. 年功賃金から成果賃金へ
3. ライフスタイルの多様化
シングルマザー・DINKS
4. 少子高齢社会
5. 格差、二極化の時代
多様化する社会において、長い人生の後半を、安心して豊かな気持ちで幸せに送る為には、ライフプランニングをしましょう。
● 健康(心・体)、経済、環境、生きがいを明確にして、プランニングする。
● 家族構成、住むところなど環境は、自分で選択することが出来る。
● 人は、一人で暮らしているつもりでも、地域や、誰かの世話になっている。嫌がらずに、地域で提供されるサービスを上手に利用する。
● 在宅介護の為の、バリアフリー化・改築に取り組む時期が遅すぎる(高齢化)と、体で覚えた段差、機械の扱い方に慣れるには問題が生じてくる。せっかくの改築も無駄になる事もあるので、早めに対策を考えた方が良い。
国民医療費と国民負担率の国際比較をみると、外国に比べて住み良いと言える現状にはあります。しかし、現役時代は、収入の38%は税金、保険料と差し引かれ、手取りは62%と言われている。
セカンドライフの人生になると更に、介護保険料、後期高齢者医療保険などと、差し引かれるものが多くなる為、なおのこと、上手にさまざまな事を活用、考えて行かなければならない。
ライフステージ毎に、個々のライフプランはありますが、日本は、女性の肩に子育て、親の介護、配偶者の介護がかかってくる。そのため、女性は、夫が亡くなった後穏やかな生活がくると思われるのが実態です。

老後の生活の不安アンケート
第1位  公的年金があてにならない。企業年金や退職金もあてにならない。
第2位  病気などで日常生活に支障がある。

あなたは、私的年金の準備はしていますか?公的年金に頼らなくても大丈夫?

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更新日:2009年5月10日